産後の肩こりはなぜ起こる？

2025 12/12

産後の肩こりはなぜ起こる？原因と解決法を徹底解説

出産後、多くのママが「肩がガチガチ…」「授乳のたびにつらい」と肩こりに悩まされます。実は、産後の肩こりは単なる疲労だけではなく、産後特有の身体の変化が深く関係しています。ここでは、産後の肩こりの主な原因と、今日からできる解決法をご紹介します。

妊娠・出産を経て、体内のホルモンバランスは大きく変動します。
特に「リラキシン」というホルモンが関節や靭帯を緩めるため、産後は身体を支える筋肉に負担がかかりやすくなります。その状態で抱っこや授乳が続くと、肩や首まわりの筋肉が緊張し、肩こりが悪化しやすくなります。

赤ちゃんのお世話はどうしても前かがみ姿勢が多くなります。
長時間の抱っこ、授乳、オムツ替えなど、肩をすくめる姿勢が続くことで、肩の筋肉が疲労し硬くなりやすいのです。とくに「片側だけで抱っこする」癖があると、左右の筋肉バランスが崩れ、肩こりや首こりの原因になります。

妊娠中はお腹が大きくなるため、腹筋や体幹（インナーマッスル）が弱くなります。
体幹が弱いと姿勢を支える力が低下し、肩や首の筋肉が代わりに働きすぎてしまい、その結果肩こりが慢性化します。

産後はまとまった睡眠がとれず、常に疲労が抜けにくい状態です。
筋肉は休息がないと回復しないため、肩こりがひどくなりやすくなります。

肩甲骨を回す、首をゆっくり伸ばすなど、短時間のストレッチでも血流が改善します。
育児の合間に「1分だけ」と決めて行うのが続けるコツ。

・枕やクッションで赤ちゃんを支える
・片側だけで抱っこしない
・猫背にならないよう胸を開く
など、姿勢を整えるだけで肩の負担が大きく軽減します。

産後の体の安定にはインナーマッスルの強化が不可欠。
ドローインや骨盤底筋トレーニングなど、やさしい運動から始めることで肩こり改善にもつながります。

肩こりは肩だけを揉むより、骨盤や姿勢を整えることが重要です。
骨盤が安定すると姿勢が良くなり、肩の負担が自然と減っていきます。

産後の肩こりは「頑張りすぎているサイン」。
原因は姿勢の崩れやインナーマッスルの低下、ホルモンバランスの変化など、産後特有の要因が重なって起こります。早めのケアで身体はしっかり回復しますので、無理せず自分のペースで整えていきましょう。

店舗名: 自在な整骨院はりきゅう院
代表: 湯村政彦
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